平遥へふたたび

山西省の太原駅に降り立ち翌日、車で1時間半ほどはなれた平遥に向かいました。

現在残っている城壁は、６４０年ほど前の明の時代のものですが
平遥は、今から約2800年前に築かれた古い都。

1.5キロ四方の城壁で囲まれた小さな街は、時の流れを忘れたような様子で
今でも民家や商店が並んで、ここで生活してる人がいます。

実は、4年前に一度、ここ平遥を訪れたことがあって
タイムスリップしたような古い町並みの中でゆっくりと時が過ぎていく感じが
とっても居心地良くてたまらなかったんです。



お昼ごはんを食べた小さな食堂には、子猫がいて
私の足にじゃれつき、一緒に遊びながら料理が出来上がるのを待っていました。
まるで骨董品のように古びた店に並ぶ扇風機や時計、
いい感じにシワが刻まれた店のおじいちゃんさんがのんびり内輪で仰ぎながら
静かに私たちを見守っている感じ。

ここに住む人たちは、セカセカする事も無くゆったりと生きることを楽しんでいるようで
また訪れてみたいと思っていたの。

昨年、私の不注意で今までの中国滞在時代の写真をすべて消失してしまったこともあり
今回、機会があってお訪れた２度目の平遥です。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
城壁の中だけだった街が　発展とともに外にも新しい都市が広がって、
高さ12ｍの城壁の上に上って外側の、ファストフードなどもあるような普通の地方都市と
内側の古い石作りの町並みとを一緒に眺めているとちょっと不思議な感じになりますよ。

列車に乗って

少し前の話ですが北京西駅から列車に乗って出かけてきました。

列車が駅を出て暫くしたらなーんにも無い世界が広がった。
見渡す限り平原が続いて走っても走ってもこの景色が変わらない、
やっぱり中国は、広いって改めて感じます。

以前、新疆に行ったときも車で4時間走っても、列車で一晩走っても景色は変わらなかった・・・
何でも日本とは、規模が違うよね。


今回は、列車に乗って3時間半のところで
それほど遠くは無い。
のんびり電車の中で夕食のサブウェイのサンドイッチにかぶりつき、
音楽を聴いていあたら、あっという間です。



以前は、北京から9時間も掛かったそうだが
近年、中国の列車事情も随分進歩して
かなり楽になったと電車に乗るたびに感じます。

それに最近の列車は、キレイになったなぁ～。
日本の特急列車となんら変わりは無いし、40分に一度くらいの割合で
モップを持ったお姉さんが拭き掃除にやってくる。

むかーし乗った大量のヒマワリの種を食べた残骸が
散らかった列車が遠い日のように思い出されます。



それに地方に行っても道路がみな整備されてキレイなのに
驚きます。





日がすっかり暮れた頃、駅に到着！



 

お散歩ダック

ここ数日20度を超える暖かさが続いて一気に春モードになった北京。

先日、南鑼鼓巷を歩いていたら「散歩中のダック」に遭遇しました。
胸に身分証を着けてのんびりペタペタと歩いている姿がメチャかわいかったよ♪

なんだか新入生みたい・・・・。


もうダウンジャケットを着ている人も少なくなって
今日は、短、中、長とこの冬お世話になった何着ものダウンコートを持って
クリーニング店に行って来ました。

そしたら店内で何やら客と従業員がもめていて
話を聞いていると「ダウンコートを水洗いして中のダウンが片寄ってしまった」と
クレーム中。
その方のダウンは、モンクレールでクリーニング表示が日本の表示、
客は、「ドライクリーニングって表示してるでしょう！！」と言っているのに
従業員は、「随便」という返事をしながら私のダウンを見せて
「みんなこうなっているのよ！」と強気な態度。
客である中国人女性は「今度は絶対ドライでやってよね！」と言いながら
従業員と一緒に偏ったダウンをコートの上から治していました。
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中国系のクリーニング店じゃなくて外資との合弁店なので
技術に関しては安心していたけど
まさかダウンコートを水洗い？？



てっきりダウンは、ドライだと思っていたけど・・・・
私のダウンも水洗いされちゃうのかな？ちょっと不安です。

 

鈴木食堂＠南鑼鼓巷

南鑼鼓巷の鼓楼東大街よりの路地にひっそり佇む小さなレストラン。
「鈴木食堂」は、この看板が目印です。

先日、友人とわざわざ南鑼鼓巷まで行ったのに
残念にも臨時休業だったので不安だったけど
今度は、ちゃんと開店していてホッとしたわ～。

店内に入ってみれば8席ほどの小さな空間に中国人の若者と
胡同に住んでいてフラッとご飯を食べに来た感じの欧米人で結構、賑わっていました。

メニューは、ハンバーグやカレーライスが中心で
他にすき焼き、しょうが焼き、鶏南蛮、など家庭料理が並んて
どれもリーズナブルな価格。

私のデミグラスソースハンバーグ定食も37元にして、こんなにボリューム満点です。
味噌汁かオレンジジュースか選べるところが、ちょっと面白く
オレンジジュースは、中国人受けしそうかも。



こちらは、特製鈴木ハンバーグ定食。



ソースは、とっても美味しいのだけど残念ながらひき肉がちょっと硬くてパサついた感じ・・・、
中国は、お肉自体が美味しくないから　これはしょうがないのかな。

家で作っても日本で作るときのように美味しく作れないのが主婦の悩みで
中国では、合挽き肉も無いから自分でブレンドするのだけど
中国の牛肉は、脂がなくてとにかく美味しくないので
牛肉を使った料理は、なかなか難しいのよね。
だから「肉汁がジュワァァァ～としみ出てくるようなジューシーなハンバーグ」が
すっごく恋しくなるのですが
なかなかレストランに行っても出会えないのが現実。

でも　ほっこりと暖かな雰囲気のこのレストラン、
他のメニューにもチャレンジしてみたいし、カフェとして利用しても良いかも。
南鑼鼓巷付近って案外、食事をするときに困ってしまうので
立ち寄る店ができて嬉しいな♪

鈴木食堂：東城区南鑼鼓巷小菊儿胡同77号


 

Earth Hour（アースアワー）

我が家にもアースアワー（地球熄灯1小時活動）に協力を！と言うお知らせが来ました。

「Earth Hour（アースアワー）」は、もともとオーストラリアのシドニーで、
温暖化防止キャンペーンとして始まったもので
同じ日・同じ時刻に電気を消すアクションを通じて
「地球温暖化を止めたい！」という願いを表す国際的なイベントです。

前回は、2010年3月28日に行われ、
今回は、2011年3月26日の午後8時30分から9時30分まで。
時差があるので東から活動が始まって地球を1周していくのでしょうね。

日本は、いま福島原発の問題から目が話せない状況で
電気が不足して計画停電も実施されていますね。
私も地球温暖化防止だけじゃなく、日本の復興願って
ロウソクを灯し静かに1時間を過ごしたいと思います。