胡同の中の西班牙レストラン

擁和宮の近くにある五道営胡同に佇む「Ｓａｆｆｒｏｎ」。

２００６年の夏に孔子廟がある国子監のひとつ南にいある
方家胡同にオープンした倉庫を改造した小さなレストラン。

当時は、垢抜けない店が多かったので、友人と妙にテンションが上がって
興奮気味に食事をした思い出の場所です。

料理もさることながら、
オーナー夫妻（当時は恋人）のセンスの良さに惹かれて
オーナーファンになってしまった私。

それから、時々ここでお茶していたんですが
半年後、エリアが開発されるということで閉店を余儀なくされ、
オープンして間もないというのに
レストランから明かりが消えたのが残念でなりませんでした。

それから２年ほどして、偶然にもスペインレストランでオーナー夫妻をお見かけして
ファンだった私は、思わず声を掛けてしまったの～～。
きっとビックリしたでしょうね、カタコトの中国語しか出来ない
日本人が急に２年前のレストランのことを話し掛けてきたんですからね～。

でも、感激してくださってレストランのオープンが決まったことを教えてもらったの。

それが、２００８年秋に再オープンした「Ｓａｆｆｒｏｎ」です。

以前の店よりもグレードＵＰしてカジュアルというよりも
「ちゃんとしたレストラン！」（なんちゅう表現？）と言った雰囲気で
やっぱり小道具の使い方が上手くて素敵な空間です。



２００８年の頃は、この五道営湖同は、何もない萎びた胡同で
裸のおじちゃんがうちわ片手に歩いていたり、
パジャマのまま立ち話している人が居たり・・・・生活感があふれていました。
そうそう、巨大なペットの豚ちゃんも散歩していたな～。
それからオリンピックを機に次々とレストランやカフェがオープンして
今ではもう、以前の様子は想像できないくら様変わりしてしまった。



久しぶりに訪れてみたら
前回来たときよりも少しインテリアが大人っぽい雰囲気に変わり、
ランチセットも無くなってしまいましたが、やっぱり美味しかった。

特にサービスされるレバーペースト&パンが好きで、
食べるたびにレバーペーストを家で作りたくなってしまうの。
あはは・・・こんなに美味しくできないけどね。
以前は、ソースやレバーペーストも販売していたけど今もあるのかな？




当時の記事はこちら。


Ｓａｆｆｒｏｎ：東城区五道営胡同６４号　　　８４０４４０９