華山に登る＠西安

西安の中心部から１２０ｋｍほど東に言ったところにある「華山」。
高速を走って２時間くらいで行かれる距離ですが
日本人の観光ツアーなどでは紹介されていない為か
案外日本人は、知っている方も少ないようですね。

私も　中国の山と言えば　四川省の峨眉山や安徽省の黄山くらいしか
知らなかったのですが
中国では　山西省の恒山、山東省の泰山、湖南省の衡山、河南省の嵩山と
この華山が五岳と呼ばれて有名です。

登山と言っても日本の感覚で
「観光地の山登りなんてたいしたこと無い」とたかをくくっていたんですが
途中　ホテルの売店に寄ったら
中国人が　みな軍手を購入しているんです！！
それを見て「ん？そんなに険しいの？」とちょっとビビリ始めた私。
　
念のため　私も軍手と帽子（日焼け防止）を購入し
山の麓に着いてみれば　こんなに険しい山が立ちはだかり
か～なり腰が引け気味・・・。
「危険を感じたら引き返しても良い？　」と何度も夫に確認をして
とりあえず　こわごわ出発しました！



ここが　登山口！！

・・・・ですが　とても歩いて登るなんて無理なので
もちろん私たちは　こちらから↓。


途中までロープウェイで行ってそこから　登る事にしました。



このロープウェイだって　半端じゃない高さ！！
結構なスピードで谷を登っていくのでスリル満点です。

とりあえず標高1614ｍにある北岳山頂を第１の目標　
第２に目標は　日月崖あたり・・
１つをクリアしてから　次の目標を決めて・・・と言う事にして
もの凄く欲張って西峰２０６８ｍとし登り始めました。
一番高い場所は、南峰の標高は、２１０６ｍです。

かなり勾配がきつい階段や坂を上り
切り立った岩山に登っては下りたり
そしてこんな↓垂直の岩壁を鎖を頼りに登ったりとすごーくハードです。

私たちは　たどり着きませんでしたが
板で作られた桟橋の上を岩づたいに歩いて行くところもあるようで
ここ華山では、
毎年　転落して亡くなる方も少なくないみたい。
 
 でもね　上からの景色はまさに絶景で　この景色を見ると
 疲れも一気に吹っ飛んで　次の目標地点まで行きたくなってしまう。
 
 
日本の山とは　ちょっと違って切り立った山肌を登っていると
まるで天にいるようなそんな感覚にさせてくれますよ。



最初は　腰が引けていた私ですが
こんな絶景を見ると　つい頑張って次に行きたくなってしまい
先に音を上げたのが夫でした。
まだ　先に進んで出来れば南峰まで行ってみたかったのですが
コレは　次回の楽しみにしておく事にします。


この人は　売店で売る商品を担いで登る
仕事をしているようで　たくさんの荷物が
籠に詰まっています。
籠の下には　棒がついていて疲れたら
つっかえ棒して休憩出来る仕組みのようです。
毎日　こんな山を上り下りしている彼らのおかげで
水を買ったりお菓子を買ったり出来るのよね。
つい　「お疲れ様です」と
声をかけたくなる思いです。