BUSデビュー

今まで上海の公共バスには、
乗ったことはあっても　
いつも誰かに付いていくだけで
「一人」で乗った経験は、ありません。

海外に行って　その土地のバスを利用することは
今までにもあるが　どの国も同じようなもので
アナウンスも下車を表示するボタンもない外国のバス。

もちろん　時刻表なんてとんでない。
日本の様にフカフカの椅子で時間通りに
走っていることの方が　珍しいくらいなのだ。

ホントに日本はサービスの良さは　抜群だが
その分　料金も高いよね？

上海の街を網羅するバス、
怖いのは、一つ間違えたらとんでもない場所に
連れて行かれてしまうこと・・・・。
降りたは良いが「はて？いったい私は、どこにいるの？」
と言う状態になりかねない。

言葉に不自由なければ　何とかなっても
何も話せない私は、人に尋ねることも
ままならない状況なのが不安の種。

しかし上海に住む以上　バスを自由自在に
乗りこなしたいのが　私の小さな目標です。
今日は、その第一歩！

地図と路線ガイドを頼りに　出発！
上海のバスは、大きく分けて料金が２つあります。
エアコン付きバスは、２元（３０円）で
無いものは、１元（１５円）。
２倍のエアコン付きバスは、以前は空いていたけれど
最近は、豊かな人が増えたせいか
どちらも　それほど変わらない様子です。

あらかじめ　ガイドブックを見て自分が乗るバスを　
決めてから家を出た私。
バス停で　乗りたいバスを見つけ
急いで乗り込む。
もたもたしていると　置いて行かれちゃうのが上海なのだ。

交通カード（地下鉄、タクシー、バスなんでも利用できる）
をかざして　乗車！エアコン付きバスだから　２元が
自動的に「ピッ！」と鳴って引かれる。

昔は、車掌さんが居て料金を回収に来ていたのに
随分　最新式になったものだ。
ＴＶも付いているし　次の停留所を知らせる
電光表示板もアナウンスもあることに感動。

窓の外を良く見ながら　バスの走る道を確認し
地図を作っていく。
どこで降りたらいいのか分からないけれど
景色を見たら分かるだろうと思っていた私。
検討を付けたバス停に来ても
見たことのない街並で
「ど・・どうしよう～～」

結局、どこで降りて良いのか分からなくて
急いで次のバス停で下車。
ちょっと焦りながら　来た道を引き返し
暫く歩くと見たことある道に出たので　
「無事　ここに出たかぁ・・・」とホッとした。
どうやら２つ通り越してしまったらしい。

散策して買い物を済ませると　
帰りのバスを確認するために
地図とガイドブックを広げて茶をする。
私の乗ったバスは、行きと帰りと　違う道を
通るらしく　バス停の位置が分からない為
探さなくては・・・。

帰りは、エアコンなしの１元バスで超ボロい！
電光表示板もない！
でも　無事に帰りもバスで帰ってきたぞ！
何でもないことだけど　ちょっと嬉しいのだ～

さて今度は、どこに行ってみようかな？