7度目の雪

水曜日の夜中2時過ぎから、アリスの様子が変で心配していましたが、
翌日から1日20回もの激しい下痢が始まりました。

夜には、ほぼ1時間ごとに下痢を繰り返し、私もアリスもここ4日間、
殆ど眠れない夜を過ごしていました。

睡眠不足と医者に走ったり、掃除や看病とで私の体力もそろそろ限界を感じていましたが、
やっと今日、抗生物質が効いた様で下痢も収まりホッとした夜を過ごしています。

骨格が小さくてアリスを最初に抱いた時、とても弱そうな子犬だと感じました。
店の人は、こっちのが元気で丈夫だからと別の子犬を薦めてくれたけれど、
元気な犬なら他の方の元でも大丈夫だろうと敢て
手の中で震える頼りないアリスを手放せなくなってしまったんです。

今年の4月で早くも3歳になりますが、特に大きな病気もせず、
医者に掛かることも無く過ごして来たので、病気で医者にかかったのは今回が初めて。

日本だったら言いたいこと、質問したいことが普通に出来るけれど、
獣医さんは欧米人で英語、私は英語は不得意なのでそれを中国語に通訳して貰っての診察です。
中国語だってそれほど話せる訳でもないので、基本的名な事と質問に答える程度。
細かいニュアンスが伝えられなくてもどかしい。
そして、一番困るのが言っていることが100％理解できない時。

病気の時だと私が治療の選択をしなければならないし、聞き逃した小さなことが
重要だったりしないかととても不安になります。

病院では、寄生虫の検査をして、その結果を翌日連絡してくれるということで
その日は、特に治療もなく帰宅しました。
しかし、下痢が収まる様子もなく、もうどうしたらいいのか不安で堪らなかった。

動物は、痛くても、辛くても言えないから、すがりつくアリスを抱いて
ただする術もなく部屋の中を一人ウロウロするばかりの夜。

小さな子供も自分では痛みなどを言えないから、
お子さんのいらっしゃる方は、きっともっと不安な思いをされているんだろうな。
駐在ですとご主人は、出張も多く不在ながちなので、
具合の悪い子供と二人の夜は、さぞ不安だと思います。そんな事をつくづく感じた数日間でした。

結局、翌日の夕方になっても病院からも連絡はなくて、
痺れを切らせてこちらから問い合わせてみると「忙しく忘れてた」と。
そして、「検査結果も特に問題はなかったし・・・」ですって。


でも、アリスの下痢は1日20回と尋常じゃないし、回復している兆しもないから、
診察をお願いして、夫が出張から戻ってから行こうと最終の7時に予約をいれました。

なのに6時ごろ電話がきて、医者の会合があって先生が不在になるから、
診ることが出来ないと連絡が来たんです。
ひど〜い。検査をして結果も連絡してくれず、診察もせず放ったらしですか?！

ここで私も怒りが爆発してしまったけど、不在ならしょうがないかと電話をおいて30分後、
アリスの便に血が混ざりはじめて焦り、病院へ再度連絡し診察をお願いしました。

そんなこんなで、夕飯の支度を途中で放って、夫の帰宅を待って医者に行き、
家に帰宅したのは、もう夜の10時ごろ。
本当に長い1日に感じました。


翌日、目が覚めると窓の外は雪景色。7度目の雪です。



今年は雪が多いですね・・・・。



雪が降るとつい窓の手すりを見て楽しんでいます、
だって。こんな雪の結晶も肉眼で見えるんだもん。





北京は、雪に含まれる水分が少ないから傘を差さなくても手で払えばOK!
ほうきで掃いて雪かきするのがちょっと不思議な光景です。

明日は立春。
これが今シーズン最後の雪かな？

春が待ち遠しです。