２０１３年の春節ヤスミ

春節期間中、毎晩花火や爆竹で賑やかだったけれど、
去年に増して今年の大晦日は、どうしちゃったの？っていうくらい少なかったな。

数年前に北京の高層ビルが全焼してから規制が厳しくなって、
さらに今年になってから大気汚染問題も加わり、「花火、爆竹禁止」の張り紙が
あちらこちらに張ってありました。
・・・が
縁起物という事で中国の多くの方は、
環境など考えることも無く上げているのが現状みたいだけど・・・・。

数年前まで私の住むマンションでも大晦日は、たくさんの家庭がホテルなんかで使う
キャリーに積みきれないほどの花火をマンション玄関まで運び出している光景をよく見ましたが、
去年から急に少なくなりました。

きっと去年辺りから海外旅行に出るお金持ちたちが増えたことも原因かもしれませんね。

街中が火薬や煙る香りに包まれて、360度どこからでも花火が間近に上がっているなんて
そうそうめぐり合えないから、中国に来たばかりの頃は見ている私たちもテンションが上がって、
それはそれで楽しくてカメラ片手に出かけてみたりしていたんだけどね。

最近、日本で騒いでいるPM2.5の体に及ぼす影響を見てから、ちょっと怖くなり、
外には出かけず窓越しに見て終わった2013年の花火でした。




例年のごとく廟会に出かけてみましたが、人も多くて疲れるのと、
出店も以前とは変わってきて、あまり見たいものも無いのでサラッとみて終わり。



地元の人の話では、テナントを出す場所代金も年々、高騰して
利益の少ない店は出店しなくなっているとか・・・。
以前は、工芸品や食器、衣服、本、特産品とかも結構多くて買わないにしても、
店を覗いてのお宝探しが楽しかったのだけどね。





翌日、空気も良いので（天気じゃなくて空気って変だけど）琉璃厂に出かけてみました。

ここも以前は、廟会が開かれていて、もしかして？って思っていってみたけど無くなっていたわ。

地壇公園の廟会とは打って変わってひっそり～。

どの店もお休みかと思ったら営業していたので、版画のお店を一巡りして、
紙や中国文具店を回り、目の保養をしてきました。

これは、嗅ぎタバコをいれていた瓶で小さな瓶の内側から絵を描いたもの。
瓶の口から筆を入れて書いて行くのだけど、その細かさが素晴らしい。

外国人向きにクリスマスオブジェとして書かれたものもあって色艶やかでカワイイかったな。




賑やかな廟会も紅のオンパレードでお正月気分になるけれど、
こんな風にひっそり静かな雰囲気もまたお正月気分になれますね。