夏になると食べたくなる炸醤面＠一椀居

北京の夏が来るたびに食べたくなるのは「炸醤面」。
茹でた手打ち麺に枝豆やセロリ、もやし、
そしてキュウリや心里美（紅大根）などの千切りしたものを乗せて
甜麺醤の肉味噌を絡めて食べるこの麺は、1年中あるのに
何故か私は、夏になると食べたくなるんですよね。

それで少し前に農展館北路に新しく開店した「一椀居」が気になっていて
食べに行ってきました。
こんな炸醤面を扱う店ってどちらかと言えば「老北京」の雰囲気がある
庶民的な感じですがここは、庶民的といえば庶民的だけど
ちょっと今風な小奇麗なお店。
北京に初めて来る方へのアテンドにも使えそうな感じです。



それに一般的に北京料理は、塩気が強くて濃い味付け。
炸醤面の肉味噌も味付けが濃くて
食べたくなるのに、塩辛くて実はそれほど好きじゃなかったりします（わがまま？）
でも、一椀居の味噌は、塩辛さも感じなく、ちょっと甘さあってかなり私好みでした。
甘めが好きな方には、お勧めな炸醤面です。　

そしてこんな老北京なお店に来ると食べたくなるのが「爆肚」。
今回もオーダーしてしまいました。



「爆肚」は、牛のセンマイを茹でてゴマタレで食べるものですが
店によってつけだれに個性があって、好みかどうかが分かれる決め手。
ここのは、よく羊肉串に使われている香辛料「クミン」が
入っていて　ちょっと他の店とは違う感じ・・・・。
それに少々、センマイもモツ臭さが残っていてあまり好みじゃなかったわ。



他に卵ときくらげを炒めた「木須肉」
庶民的中華の代表的存在？何処にでもある家庭料理で外れることはないのに
この一椀居のものは、ちょっと塩気が強くて塩辛かった・・・・。



大根の千切りを甘酢につけた冷菜。
麺のこってりした濃い味付けを中和させてくれてサッパリ。



大根の千切りをパイ生地で包んで焼き上げた大根パイ「银萝千层酥」。
珍しく大根だけじゃなくてマッシュポテトも入っていたぁ～～。
サクサクで軽やかな生地の口当たりと柔らかくて
優しい味の大根とポテトの甘さがいい感じ。とっても美味しかった～

今日のヒットは、炸醤面と大根パイかな

一椀居：朝陽区東三環農展館北路甲8号
6766-6688・8049-8889