6年ぶりのトウモロコシ

口の中にひろがる自然な甘み。とうもろこしって美味しいですよね。

母が好きだったこともあって子供の頃からよくおやつに食べていたので、
見かけるとつい買いたくなってしまいます。

中国に来たばかりのころ、色の濃い美味しそうなとうもろこしを見つけ、
早速茹でて「いっただきま～す」と噛り付いたら・・・・・・・・・。


この世にこんな味のないものが有ったなんて・・・・と悲しくなるくらい
あんまりにも味が無さすぎて驚いた。

甘みも素っ気も全くない「とうもろこし」、
ただ口の中で感じるのが「食感だけ」なんて・・・・。



たまたまハズレだったのかと思い「今度こそ！」と期待して
何度か購入してみたんですが、毎回裏切られて
もう買うまいと決めてから　早6年。

夏になると美味しそうなとうもろこしが店頭に並んで誘惑されるが、
あの味のない悲しさが蘇り、買うことはありませんでした。

・・・・が　先日　友人と何かでとうもろこしの話になって
「甘くて美味しいよ～」と教えてくれて、勇気を出して3つばかり購入してみたの。



本当に美味しいのかな？とまだ信じられない気持ちで
茹で立てアツアツを一粒を口の中に入れてみたら・・・・。


あら？？おいしい？


バラバラバラ・・・・・・と目からうろこがはがれる音が聞こえました（表現間違ってる？）。





優しい自然な甘さが口に広がって　以前よりずーーーと美味しくなったとうもろこし。
粒も大きくなって色も濃くなっています。

いつから美味しくなったのだろう・・・もちろん日本のものよりは、甘みが少ないが
それでも普通に美味しくなって　知らないところで進化していたんですね。

あ～～もっと早くに気が付いていたらなー。

いやいや、この夏に気が付いて良かったです。
友人が教えてくれなかったらきっと今年も来年も食べていなかったと思うわ。



関係ないけど先日、郊外へ行った際に道路一面に黄色い絨毯？

なんだろうって近くで見てみたら、とうもろこしでした。



道路一面、絨毯のように干されている「とうもろこし」の数がすごいのなんの。
これだけの数を芯から実を取っていく作業も大変だろうな。

北京の秋は短いけれど、もう冬支度が始まっているのですね。