北京の春

ここ数日モヤモヤ霧だか汚染物質だか分からないけど　視界が悪い日が続いている。

后海に出かけてみたが　ご覧のとおり真っ白！！
相変わらず水面は、氷で覆われているが、もう氷も薄くなってきたようで誰もいない。

ついこの前までは、スケートする人でいっぱいだったのにね。
その様子はこちら

今日は、写真で見る限り
「霧がかかっても静かな物悲しい冬の湖」と言った雰囲気が漂っている・・・・が
相変わらず后海は人が多くて賑やか、物悲しさなんて微塵も感じられないよ。

氷は、自然に暖かくなって解けてくのかと思ったら　
危険と言うことを知らせるためなのか、お掃除なのか？
こうしておじさんが所々　割っているんですね。

その横では、水鳥が春を待ちきれなくて元気に活動をしていました。



北京の春は、案外早くて立春と共に冬に終わりを告げ　
春が過ぐそこまで来ているのを感じます。

 

お疲れな元宵節の提灯まつり

旧暦１月１５日にあたる今日でお正月も終わり、
その締めくくりに丸い団子「湯園」や「元宵」を家族で食べて円満を願います。

そしてこの団子を食べることと共に提灯を飾る習慣もあって
花火や爆竹の音が轟く中、夕食を済ませてからちょっくら前門の提灯祭りへ出かけてきました。



メイン道路は、それほど混雑もしていなくて　結構快適に歩けるんですが・・
天安門側からの一方通行になっていているにもかかわらず
地下鉄「前門駅」は、このイベントがある為に電車が通過して止まらないようになっていて
珠市口側には、たくさん人が溢れていました。

そうとは知らず私も珠市口側の方がタクシーが停めやすいので
降りて人に揉まれながらメイン道に到着してみれば
たくさんの公安の人たちが立ちふさがって　入れてくれな～～い。

珠市口側から入れないのであれば　公安の人が迂回道へ
誘導すればいいのにそれすら無いから
私のように知らずにメイン道に向かう人と公安に言われて戻る人と
入り乱れていて、とにかく人、人、人、でめちゃめちゃな状態でした。

２．３０人もの公安が立ちふさがって睨みを利かせているだけなんて
　何だか間違っているよね・・・・。　人の流れを作ってくれ～い！！

しょうがないので結局、裏道から天安門側へ向かったのですが
途中も公安がバリケードを作って　小道からメイン道へ行かないように見張ってるの！



なんだか凄まじい世界。　
こうだから　中国人って抜け穴を探して我先になってしまうのだと一人で納得しちゃった。

とにかく効率の悪い迂回ばかりで　ウンザリしちゃうけど
夜の裏道も昭和初期の雰囲気が漂っていて結構楽しかったよ。
わかるかな～横浜のラーメン博物館みたいな雰囲気。





やっと前門側に到着すれば、人ひとりが通れるくらいの幅しか入れてくれなくて　
こんなに人が溢れているのに、どうしてここまで警戒するのかと呆れちゃう。

そしてメイン道入り口には、軍人さんもた～～～～～～くさん。
庶民のための・・・楽しいはずの・・・・提灯祭りなのになんじゃこりゃぁ～～～？？
ここまで威圧感を与えなくても・・・・・。
まるでデモに参加してる気分になったよ。



この威圧感のおかげなのか　無駄に庶民を消耗させる迂回作戦のおかげなのか
メイン道は、混雑も無くのんびり歩けて快適だったわ。

でもね～～提灯を飾っているのは、珠市口辺りだけでした！！

あとは、興味ある店はないし、ただライトアップされた建物を眺めながら
一方通行なのでまた、さっき居た珠市口側に向かうだけなのよ～。



あんまりにも厳重なんで楽しい♪気分になれなかったけど
ある意味中国らしさを体験できたかな・・・
それと提灯とライトアップされてキレイだったので良しとしよう。。。。。。。。。。







 

天然氷を保存していた倉庫

前海と景山公園のちょうど中間辺りになる「皇家冰窖小院」。

ここは、店の名前とおり清朝時代に紫禁城内で食品保存などに使う天然氷を
保存していた場所をレストランにしたもので
ちょっと面白いなーと思っていってきました。

歴史もあるし門構えからきっと立派なレストランなんだろうと思えば
店内は、いたって庶民的、そして従業員も驚くほどやる気無しの馬馬虎虎な態度。



門がきっちりと閉められているので　開店しているのかわからずそぉーっと門を開けてみたら
床を掃除していたおばちゃんが「まぁ、適当に座って・・・・・」とザックバランなお出迎え。

そして、しばらく待ってもメニューが来ないので「メニュー見せて」と友人が言えば
「あ！！あそこにあるから自分で持ってきて！」と言う返事。
ここまでは、良くあることで　よく言えば「家庭的」と思えるけど
オーダーをするときに　「自分で書いて！」と伝票を置いていったのには驚いた。

でも　別にいやな態度じゃないので　腹も立たず呆れて笑っちゃう・・・・。
食事の話は、次回において置いてこの「冰窖」を見せてもらったので紹介しますね。



「lce　house」とコピーした紙が張られている横にある扉があって
そこから地下へと下りていきます。



地下へ降りるにしたがって空気がひんやりと変わって来るのを感じます。

縦20ｍ、横８m、高さ7ｍで４５０平米の広さがあり
写真の中央に見える木の扉から氷を出し入れしたようです。



地下は２つの部屋に分かれていてまさに倉庫と言ったように　質素な雰囲気ですが
個室として借りて、ここで大勢の人たちと食事会を開くことも出来るみたい。
冬場は、ちょっと寒いけど夏場だったらひんやりして良いかもね。

でも窓もないし薄暗いし・・・・・牢獄気分
どこかの古城で秘かなパーティを開いている伯爵気分を味わうならいいけど
私は、やっぱり明るい健康的な場所でご飯が食べたいなーって思ったよ。

　

冬場に北海公園内の池で作られた天然氷をここで夏場まで保存し
皇帝や貴族たちが食べる肉類や野菜、果物それに酒、茶などの飲み物に使っていたそうです。

今は、このひんやりした温度を利用してワインセラーとして使われていました。

興味があれば食事をした際、気軽に見せてもらえますよ。
 

北京市西城区恭倹胡同5巷5号(景山后街付近)
　tel：[phone]

 

はじめの一歩

だれーも歩いていないまっさらな雪の上を歩くのが好き～

北京じゃ私のように子供じみた大人がいないのか
足跡の無いところがいっぱいで　そこをサクサク歩き自分の足跡を見てニンマリ。

先週の木曜日に初雪が降った北京ですが
今日も朝起きてみれば、真っ白な銀世界が広がっていて
前回よりも粒が細かく、結構積もりました。


そして前回同様、今回も人工的にロケットを打ち上げて降らせた人工降雪なのだ・・・。

降水量の少ない北京は、こうでもしないと水不足で農作物なども高騰し
困る人も多いってことは、分かっているんだけどね・・・
どう考えたって自然の摂理を崩す怖いことだと思ってどうも納得できない。



さてここ数日、引きこもり生活でしたが
久々に秀水街まで雪の中をブラブラとお散歩してきました。

雪のせいなのか、それとも春節明けてまだ人が戻ってきていないのか？・・
人もあまり歩いていなくって店も閉まっているところが多かった。
お店をのぞきながら・・・と思ったのにあっけなく到着してしまって
つまらないので　「地瓜坊」で焼き芋を買って帰ったよ。



いつもたくさんあるのに雪だからかな？
たったの５本しかなくて普通のお芋と紫芋を買ってみた。

紫色が鮮やかでキレイ～～！！
・・・・・・・・だけど　味はイマイチですね。
やっぱり普通の黄金色のサツマイモのほうが甘くておいしい。



 

おすすめ冬の健康法

今年も凍った后海のなかで泳いでいるおじさんに遭遇。

みんながスケートを楽しんでいる傍らにおもむろに現れ服を脱ぎだしたおじさん、

私だったら準備運動をしっかりしてから水に入るけど
慣れているのか準備運動もろくにしないで冷たい氷が浮かぶ天然極寒プールに入水。

周りの人たちも「よくやるなぁ・・・」と言いたげに見守っている。




さすがに長い時間泳ぐのは、体に良くないと５分ほどで上がってしまったけど
見ているだけでも寒くなるね。